4月度 教区長法話
2018.04.01
合掌
 初夏ともいえる日差しの中で、ここぞとばかりに咲き誇る桜並木を眺めながらの通勤にわずかな時間ではありますが春の風情を感じている今日この頃です。



 先日、千葉県教区2018年度全体会議に於いて今年度の活動計画を満場一致でご承認いただきました。
特に少林寺拳法創始70周年の節目から第一歩を踏み出す重要な年として位置付け、昨今の門信徒数減少という深刻な課題を真摯に受けとめ、地域の道院を取り巻く「社会状況に柔軟に対応できる活力ある千葉県教区活動の展開」をテーマに活動方針を定めました。

金剛禅運動に於ける人づくりの原点に回帰し、道院幹部拳士や女性拳士への交流研修会を通した教化育成活動を重点課題として、魅力ある道院づくりを見据え従前よりワンランクアップした千葉県教区活動を展開いたします。
 主な活動として、道院の助教・幹部拳士を対象に交流研修会を開催いたします。今回は宿泊研修会とし、「同志相親しみ、相援け」の信条に従い、横の絆を深め感性を磨く場を提供し切磋琢磨の時間を共有したいと考えています。
 そしてまた、今年度も継続して女性拳士交流研修会も開催することとなりましたので、所属を問わずたくさんの拳士の方に参加して頂き、金剛禅の輪をしっかりと広めていきたいと考えていますので、今年度も引き続き門信徒のみなさまのご協力とご支援をお願い申し上げます。

 さて、冒頭私の通勤のお話をしましたが還暦を過ぎ5年たった今も会社勤めをしているところですが、今年度より我が社の再雇用社員の停年が70歳まで延長されました。
そんな中、3月31日の新聞報道で「2045年3割超が65歳以上」「総人口激減」との見出しに驚きを感じています。国立社会保障・人口問題研究所が3月30日に「地域別将来推計人口」を発表したものですが、高齢化率50%を占める市町村が約30%に急増するとの事です。その結果、労働者不足に伴う対策として、外国人就労者(移民)受け入れも検討されていることから治安問題が懸念され深刻な状況が予測されています。更に、年金制度の破綻や介護施設の不足、医療機関の縮小といった非常にお先真っ暗な近未来に動揺を隠しきれないのは、私と同世代の方々ではないでしょうか。

21世紀は「心の時代」とも言われている様に、このような時代こそ道院を媒介として人が集い、人と人の心(魂)の繋がりの中から少しでも自分の存在価値を見出し、生きる力と喜びを享受する金剛禅の教えが心の寄り所となる布教活動を目指したいと考えています。師家のご講話の中で2025年問題として、超少子高齢化社会に対する私たちの関わり方を問いかけられていましたが今更ながらに実感しているところです。

合掌再拝

2018年4月1日
千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院長)
2018.04.01 11:38 | 固定リンク | 教区長法話

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