11月度 教区長法話
2018.11.14
合掌
 先月は各道院とも門信徒のみなさまと共に達磨祭を厳かに挙行されたことと思います。今月は機構改革が一応の収束を向かえましたので今一度原点に立ち返る意味も含めて機構改革の目的とその背景を確認してみたいと思います。
2006年に道院と併設支部の財政透明性向上と公益性向上にという目的の基、創始60周年を節目に、開祖の志しを貫徹するため「少林寺拳法の教えのもとに確固たる世界一流の幸福運動を展開するグループとなる」というビジョンを掲げ、グループ全体の在り方を見直す事業が始まりました。                       
その背景には、宗教団体の在り方を疑問視する世間の風が大きくなる中、政教分離の原則による
組織としての法令順守(コンプライアンス)があると思っています。     
開祖は1948年12月、宗教団体「黄卍教団」を設立し、始めから宗教団体として出発し少林
寺拳法を易筋行として捉えていたにも関わらず、それまでは宗教団体としての取り組みが不十分で
あったことも否めない事実であると考えます。         
そのため2007年以降「法人の区別化・独立性」「法令遵守」を掲げバリューアップ活動も立ち
上げ、グループ組織全体で門信徒の教化育成の点検と更なる充実に向けた事業が展開され、私たち
教区関係者も一丸となってその事業方針を推進してまいりました。   
以上のことから、この機構改革は、少林寺拳法グループの今と未来を守るための改革であり、決
して門信徒を増やすためを目的とした改革でないこと認識することが大事であると理解し、これか
らの教区研修会等をとおして理解活動に邁進したいと考えています。
そして、少林寺拳法グループの各団体それぞれの役割と連携に対しても偏った考えでなく組織と
して何一つ欠けてはいけないものとして、全体を俯瞰する眼を養う事も併せて理解していただくよ
うに努めたいと思っています。


                                                                 
 現在、道院拳士数(門信徒)減少というものが直面する大きな課題とされ取り上げられています。しかし反面、内容的には少人数でそれぞれの個性を充分に発揮できる充実した修行になっていることも事実です。また、少人数の中で金剛禅にどっぷりと浸かる時間を与えるのも門信徒への教化育成としての手段ともなり、この減少しているといわれる今こそが面授面授のいい機会ではないかとも思ったりしています。


                        
合掌再拝
2018年11月14日
千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院長)
2018.11.14 13:18 | 固定リンク | 教区長法話

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