8月度 教区長法話
2019.08.06
合掌
 8月に入った途端、この危険ともいえる暑さには少々困り果てているのが実情です。
道場もサウナ状態となり、子どもたちの修練も30分も続けたら汗だくで教えている方が心配になり、「10分間休み」の繰り返しです。しかし、見ていると子供たちは休み時間の方がさらに元気がよくてかえって心配が増してしまいます。
 何はともあれ、この暑さの中で道院に参座するという精神が修行の賜物と感謝しています。
大人の門信徒の方は無理をしないで修練(易筋行)に励んでいただきたいと存じます。
 さて、夏と言えば甲子園。今年の夏はたぶん多くの方が一度は関心を持ったと思われる話題が、岩手県大船渡高校のピッチャー登板についてのコメントでしょう。
 世間一般の報道には、表と裏があるので、登板しようがしまいがどちらにつけ賛否はあるものです。ただ、指導者の青少年育成については、将来を見据えた「一貫指導」が原則であることに変わりないと思っています。また、一貫指導の方法も個々人の最終目的に合わせてプログラムを立てて行きますので、野球となるとチーム指導ですからその目標を合わせるのが困難であると思います。特に、まれにみる逸材の選手が混じっているとすればその選手にすべてを期待し夢を託してしまうというのも否めない事実であると思います。
しかし、感情に流されることなく、判断し決断された指導者の英断に観客席からしか観戦していない人たちの思いはなかなか伝わらないと思いますが、門信徒のみなさまのお考えはどうでしょうか。
 勝敗だけにとらわれることなく、「一貫指導」を念頭に将来を見通したぶれない指導は、金剛禅の「行」にも通ずるものがあります。
先日、東京で大きな大会が開催されましたが、子度たちはメダルを獲得することにのみ集中するものです。それは仕方のないことですが、我々指導者がいかに「こだわり」から「理(ことわり)」に変化させ、勝敗や優劣への極端な「固執」「こだわり」を避け「中道」としての在り方を悟らせる術(すべ)を教授したいものです。



合掌再拝
2019年8月5日
千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院長)
2019.08.06 07:43 | 固定リンク | 教区長法話

- CafeNote -