10月度教区長法話
2019.10.15
9月8日に台風15号による停電を伴う、大きな被害が千葉県内各所に発生し、更に10月12日にも追い打ちをかけるように台風19号が発生しました。被害にあわれた門信徒のみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
 私も、仕事の関係で木更津地域や市原地域、四街道地域と連日復旧作業に赴きました。
 ダーマに生かされているという、大宇宙の法則による「自然」との「共生共存」の意味合いと現実に今更ながらに畏怖の念を感じているところです。

 9月の教区長法話の中で、日本を取り巻くアジアの情勢について、韓国との話題を記述しましたが、ある所から教区長は「嫌韓」ですか?というご意見を頂きましたが、私は決して今話題の「嫌韓」と言われる中には入っていません。客観的な物の見方でご意見を述べただけですので誤解を招いた方にはご容赦願いたいと存じます。

さて、9月28日に開催されました「都道府県教区長会議」の中で師家及び管長より各道院、教区における教化育成活動の再点検を促されました。
特に易筋行のみに特化した修行に対して布教者としての取り組み方に警鐘を鳴らされています。
宗教法人金剛禅総本山少林寺に伝承される「宗門の行」としての在り方と金剛禅運動の根本的な在り方を再認識し「拳禅一如」の調和を本来の門信徒の修行体系とし、内修・外修とも十分な修行に勤しんで頂きたいと存じます。
10月は、達磨祭の月間でもあります。達磨大師の遺教と開祖の金剛禅教団として建立された運動を祖師に祈念し思いを新たに修行に邁進したいと思います。

合掌再拝
2019年10月15日
千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院長)
2019.10.15 20:25 | 固定リンク | 教区長法話
9月度 教区長法話
2019.09.05
9月に入り、猛暑もようやく峠を越し、朝晩いくぶんしのぎやすくなりました。耳をすまして秋の気配を虫の音に探してみるのも一興かと風流な思いにふけっているところです。
さて、このところ毎日のように社会面をにぎわしているのは、韓国との外交問題ではないでしょうか。これといった対応策もなくお互い感情のぶつかり合いと政治的駆け引きだけで妙に腑に落ちない状況の中、開祖の述べられた「アジアの平和なくして世界の平和はない」という言葉の意味深さを今更ながらに思い浮かべているところです。
来年は平和の祭典オリンピック・パラリンピックが日本で開催されますが民間レベルの外交ではどうにもならない現状に来ているようです。
韓国と日本、中国とアメリカ、北朝鮮問題も含めアジアの平和はどうなるのでしょう。アジアの平和は戦後74年足らずで逆戻りとなってしまうのか・・・。
我々にとっての「平和」の意義を「8月」という戦争を考える記念日が続く月間に於いて、いろいろと考えさせられました。
特に、近くて遠い国になろうとしている韓国の国民については、いったいどういう人種だろうと改めて考えてしまいます。韓流ブーム全盛期は、素朴で儒教に培われた目上の方を敬う古式豊かな考え方を持ち、日本人の忘れていた「こころ」を彷彿させてくれるような人間味のある情緒豊かな作品を多く目にしていた私にとっては理解でない出来事として映し出されています。
日韓合意の一方的な破棄や、徴用工問題、従軍慰安婦問題のぶり返し、海上自衛隊に対する火器管制レーダー照射事件等々、数えればきりがない不可解な行動を繰り返し、更に裁判所の判決までもがなぜ??と不可思議な行動を理解しようとしても理解できない事象が多くあり、韓国民の常識を疑う事しきりです。たぶんみなさま方も同じようなお考えであろうと思っています。
長々と、韓国に対する個人的な不平不満を述べてきましたが、「韓国とは、どういう国なのか」という私の個人的な疑問を払しょくしてくれるような興味深い記事がある新聞のコラム欄に掲載されていました。
記事の受け売りで恐縮ですが、韓国人は、自分たちの都合のよい結論をもとに歴史をつくり、以前の政権を握っていた者を否定します。根底には、以前の悪い政権から今の良い政権に変えたのだから事実はどうあれ何が何でも悪者となっていただかなければ納得しないためそのように扱うことになるようです。
これは、歴代大統領の末路を見れば、韓国の歴史に対する考え方や扱い方は、一目瞭然です。現在の韓国(大韓民国)にとって前の政権は、日本の植民地政策ですから当然日本は悪者です。戦後、日韓請求権協定(1965年)を締結した前政権も含めて悪者になりますので、韓国民はこの協定を到底賛成できるものではないということになるのでしょう。
歴史の内容はどうあれ、「日本は韓国民を苦しめる、倒されて当然の国である。」でなければならないのです。このような国民感情の国ですから、裁判所も国民世論の影響を受けやすい体質になっており、重ね合わせて考えてみれば韓国社会における、この反日無罪放免のような風潮は国内世間一般の常識として、容認しているというのが結論のようです。
ただ今回の日韓対立は、過去の対立とは異なり、当初は韓国の最高裁判所(大法院)が出した元徴用工問題の判決に端を発したものであったが、今や輸出規制問題や、安全保障問題と拡大していき落としどころが見えない状態になっています。
ここは、奥ゆかしい日本人としても到底受け入れられない状況になるはずです。しかし、韓国民の中にも日本人と同じような価値観を持ち同じような考え方をしている国民も多数いることも事実です。「人、人、人・・・すべては人の質にある」当該事象に携わる者(人)の質によって結果が変わってくるのも事実です。「破邪顕正」のことばどおり、ただしく理解していただくのは時間がかかることですが、ここは血気にはやらず冷静な気持ちと毅然とした態度での対応をお願いするしかありません。
我々は、周りの情報に踊らされることなく八正道の修行のごとく、正しい眼(正見)をもって道理と真理を見極め正しい判断のもとに勇気を持って行動できるようにしたいと思います。
(参考)
正見:自己中心的な見方や、偏見をせず中道の見方をすること。
破邪顕正:誤った考えを打破し、正しい考えを示し守ること。
不正を破って、正義を明らかにすること

合掌再拝
2019年9月5日
千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院長)
2019.09.05 13:46 | 固定リンク | 教区長法話
8月度 教区長法話
2019.08.06
合掌
 8月に入った途端、この危険ともいえる暑さには少々困り果てているのが実情です。
道場もサウナ状態となり、子どもたちの修練も30分も続けたら汗だくで教えている方が心配になり、「10分間休み」の繰り返しです。しかし、見ていると子供たちは休み時間の方がさらに元気がよくてかえって心配が増してしまいます。
 何はともあれ、この暑さの中で道院に参座するという精神が修行の賜物と感謝しています。
大人の門信徒の方は無理をしないで修練(易筋行)に励んでいただきたいと存じます。
 さて、夏と言えば甲子園。今年の夏はたぶん多くの方が一度は関心を持ったと思われる話題が、岩手県大船渡高校のピッチャー登板についてのコメントでしょう。
 世間一般の報道には、表と裏があるので、登板しようがしまいがどちらにつけ賛否はあるものです。ただ、指導者の青少年育成については、将来を見据えた「一貫指導」が原則であることに変わりないと思っています。また、一貫指導の方法も個々人の最終目的に合わせてプログラムを立てて行きますので、野球となるとチーム指導ですからその目標を合わせるのが困難であると思います。特に、まれにみる逸材の選手が混じっているとすればその選手にすべてを期待し夢を託してしまうというのも否めない事実であると思います。
しかし、感情に流されることなく、判断し決断された指導者の英断に観客席からしか観戦していない人たちの思いはなかなか伝わらないと思いますが、門信徒のみなさまのお考えはどうでしょうか。
 勝敗だけにとらわれることなく、「一貫指導」を念頭に将来を見通したぶれない指導は、金剛禅の「行」にも通ずるものがあります。
先日、東京で大きな大会が開催されましたが、子度たちはメダルを獲得することにのみ集中するものです。それは仕方のないことですが、我々指導者がいかに「こだわり」から「理(ことわり)」に変化させ、勝敗や優劣への極端な「固執」「こだわり」を避け「中道」としての在り方を悟らせる術(すべ)を教授したいものです。



合掌再拝
2019年8月5日
千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院長)
2019.08.06 07:43 | 固定リンク | 教区長法話
7月度 教区長法話
2019.07.05
合掌
 毎年この時期になると、夏本番を迎える季語が使えるのですが今年は残念ながら季節はずれの台風や長雨でそういうわけにはいかないようです。
大雨の影響は農作物等いろんな方面に深刻な影響を与えていますが、この雨の必要性もあることから複雑な思いもうかがい知るところです。
 先月末、財団法人主催の県大会が開催されました。出場された拳士(門信徒)のみなさまは大変お疲れ様でした。成績はいかがだったでしょうか・・・。
 日頃の易筋行としての組手主体を存分に発揮し更なる「行」と繋がる良い気づきときっかけを得たことと思います。
 金剛禅総本山少林寺の易筋行の主行である「少林寺拳法」には身心修養はもちろんのこと、護身術として内在する大きな要素が含まれています。
 演武等を一見すると、どうしても突や蹴りといった攻撃的な部分の修練に目が行ってしまいがちですが、実際の護身的な要素は、その攻撃をどのように受けやかわしで防御するかというところに実践での大事な要素があります。
 現在の世の中では、門信徒のみなさまもほとんど実戦との出会いはないと思いますが、「ある」と仮定して有事の際の対処を諸行の中に取り入れることも重要な課題であると考えます。
 また、別の角度から演武を俯瞰してみますと、それらの修行すべてを包含した「行」としての演武は見ている者への感動を与える「技」としては他に追随を許さないものがあると私は信じています。
 なかなか私の年齢になると演武修練も年相応になってしまい、素早い動きもままならないのが現状です。しかしながら、演武が出来ない。演武は若い者だけ考えている門信徒の方も多いと存じますが、年相応の年代に応じた修練方法とその結果としての演武披露も感動を与える価値は大いにあると思います。
 若い人だけの演武ではなく、自分の年代にあった演武で感動を与えるような修行修練をしてみたいと思っています。


 
 
合掌再拝
2019年7月4日
千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院長)
2019.07.05 06:55 | 固定リンク | 教区長法話
6月度 教区長法話
2019.06.07
合掌
 6月も半ばになり、いよいよ梅雨入りの兆しが見え始めました。
この時期、暑さと湿度に体力がついていけず熱中症になる方が多いそうです。
こまめな水分補給を心掛け修行に励んでいただきたいと存じます。

 さて、今年度は全国道院長研修会開催の年に当たります。すでに5月の連休明けから開催されていますが、その研修会の中で本山より千葉県教区に対して教区活動における好事例紹介の発表依頼がありました。
 発表内容は、女性拳士交流研修会と助教幹部拳士交流研修会の立ち上げから開催までのプロセスを紹介し、結果の反省や今後の取り組みまでをまとめたものになっています。



発表者は、1次は教区長の私が行い、2次は千葉京葉小教区長阪井先生、3次は千葉西部小教区長古谷先生、4次は副教区長清水谷先生にそれぞれ受け持っていただきました。短い持ち時間の中でしたが、完結明瞭な発表に受講者からも称賛の声があり、本山から御礼の言葉がありました。
特に千葉県教区としての斬新な取り組みが評価されたようでした。
発表の大役を受け持っていただいた先生方には心より感謝申し上げます。



千葉県教区では、これからも門信徒同志の心と心のふれあい(魂と魂のふれあい)を大事にし、日々修練による易筋行の中から本来の自分を見つけ(見出し)教え(ダーマ)を実感(体得)できるような環境を仲間とともに作り上げることを目標に活動していきたいと思います。
また、道場解放による地域と一体となった教化育成活動の一環として前回、女性拳士交流研修会と同日開催した「認知症サポート養成講座」のように、拳士以外の方との触れ合いの中から金剛禅運動を理解していただく活動も趣向を凝らし実施していきたいと考えています。
 今年も、助教幹部交流研修会を10月13日(日)~14日(月)に日本武道館勝浦研修センターで開催を予定していますので門信徒のみなさまのご参加をお願いいたします。
 
合掌再拝
2019年6月7日
千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院長)
2019.06.07 13:15 | 固定リンク | 教区長法話

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