2月度 教区長法話
2017.02.04
合掌
 1月もあっという間に過ぎ去り2月3日の節分の日を迎えました。
 節分とは本来、「季節を分ける」つまり季節が移り変わる節日を指し、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日に、1年に4回あったものだそうです。ところが、日本では立春は1年のはじまりとして、とくに尊ばれたため、次第に節分といえば春の節分のみを指すようになっていったとの事でが、仏教界では「節分会」(せつぶんえ)として行うところもあるそうです。
 日本人の文化の中にすっかり溶け込んだ感じの節分会ですが、最近では「福は内、鬼は外」の豆まきよりも、黙ってほお張る「恵方巻」の方に人気が高まっているようで、日本人の宗教文化に垣間見る一抹の寂しさを感じている今日この頃です。

さて、先月もご案内しましたが、少林寺拳法創始70周年の幕開けとしてSHORINJIKEMPOUNITY顧問・金剛禅総本山少林寺元代表の鈴木義孝先生をお迎えして「開祖の伝えようとしたことと、これからの金剛禅」をテーマに開催される千葉県教区「特別講演会」に是非とも門信徒の皆さまのご参加をお願いいたします。

講演会の中で、鈴木先生と開祖との魂の触れ合いの中から感じ取った心と心の思いや触れ合いを大いに語っていただくとともに、質疑応答の時間を設けましたので日頃の疑問や今後の取り組み方について「気づき」を発見できることと思います。

その「気づき」によって人は変われるはずです。自分から変わろうとする勇気をもって絶えず変化する、一切衆生悉有仏性としての自己(じぶん)を信じ共に歩み続ける「道」を更に広げたいと思います。


合掌再拝

2017年 2月4日
千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院長)

2017.02.04 21:24 | 固定リンク | 教区長法話
2017年 千葉県教区長 新年のごあいさつ
2017.01.01

合掌 
新年あけましておめでとうございます。
千葉県教区門信徒のみなさまもそれぞれに良い新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 今年は、少林寺拳法創始70周年を迎え総本山を中心に、記念事業として11月4日から2日間にかけて「ブルースカイキャンパスin多度津」のイベントが開催されます。
 千葉県教区では、11月の総本山イベントに先駆けて5月13日(土)から14日(日)にかけて創始70周年記念千葉県教区本山帰山を予定しているところです。
是非千葉県教区ホームページをご覧いただき皆様多数のご参加を頂き心に残る記念行事にしたいと考えています。

 また、少林寺拳法創始70周年の幕開けとして千葉県教区では「新春特別講演会」を2月12日(日)三井ガーデンホテル千葉にて、午前10時から開催いたします。
講師はSHORINJIKEMPOUNITY顧問・金剛禅総本山少林寺元代表であり、宗道臣塾の講師も務めておられる、鈴木義孝先生をお迎えして「開祖の伝えようとしたことと、これからの金剛禅」をテーマに開祖との、魂の触れ合いの中から感じ取った心と心の思いを大いに語っていただくことになりました。
門信徒の皆さまとの質疑応答も含め、金剛禅運動の同志としての連帯感を共有していただき、これからの自己確立・自他共楽の一助となることを切に願っています。
是非この機会を逃すことなくご参加をお願いしたいと思います。

さて、教区行事開催のお話が長くなりましたが2016年(平成28年)は門信徒の皆様にとってどのような年だったでしょうか。

振り返って見ますと、イギリスのEU離脱から始まりトランプ時期アメリカ大統領旋風というサプライズに続き、大戦の名残を彷彿させる、北方領土問題を抱えながら来日したプーチン大統領、そして安倍総理の真珠湾訪問と年末を控えた中での大きな出来事がありました。
この出来事は、EU諸国の難民問題を含め、すべては第一次大戦から第二次大戦へとつながりいまだに戦争の傷跡、後遺症による、解決していない問題が今更ながらに浮き彫りになったような気がしてなりません。
その様な中で、2020年東京オリンピック・パラリンピック誘致問題や築地市場移転問題が叫ばれる中、東京都知事の「都民ファースト」「アスリートファースト」という言葉がやけに耳に残ります。

どちらの出来事も国や国家、組織とのやり取りの中で、国益や体面を尊重した話し合いがもたれる中、本当の意味合いで誰に向かって物事を考え、誰のために結論を出すべきかを見失っています。

千葉県教区としても、2017年度の各種行事活動を企画運営するにあたり、目標設定を誤ることなくその結果を門信徒の皆さまへベクトルを合わせ少しでも門信徒の皆さまの為になる企画を提供することを誓い年頭のご挨拶とさせていただきます。

合掌再拝

2016年 元日 
千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院長)



2017.01.01 15:33 | 固定リンク | 教区長法話
12月度 教区長法話
2016.12.01
今年もあと一か月を切り、何かと気ぜわしい時期になってまいりました。健康第一で師走を乗り切りたいと思います。
千葉県教区の目玉行事でありました高段者向け技術講習会を兼ねた千葉県教区研修会が11月20日(日)に開催され、30名を超える受講者があり成功裏に終了することができました。
受講していただいた門信徒の皆様には普段なかなか修練できない奥義とも言える技術をたっぷりと時間をかけて勉強していただき、大満足との感想を頂くことができ、執行部一同ほっとしているところです。
 これからも、門信徒の皆様のニーズにこたえるため日々努力を積んでいきたいと考えていますのでご期待願いたいと存じます。

 さて、世界では、米国大統領選挙のサプライズ選挙結果に余韻が醒めやらぬ中、株価は乱高下し米国内でも選挙が終わればノーサイドとは行かず、各地でデモが続くなど、まだまだ混乱が続きそうな状態にあります。このように分断された米国社会を、どうやって再びユナイテッドの旗の基に一つにしていくかが、新大統領の最大の課題であることに私たちの関心が集まっています。
 また、韓国では大統領の解任問題に大きな国民の怒りの渦が高まり毎日のようにデモが繰り返されています。
 どちらも、最高指導者への期待と失望感の交錯の中から生まれてくる国民感情が熱く伝わってくる気がしてなりません。
 決してデモがいいとは言いませんが、自分たちの考えや主張を同志とともに声を挙げて訴えることのできる環境や自由さに平和を感じることがあります。

 開祖が、「悪いことは悪い。いいことはいい。とはっきりものを言える人間になれ」と檄を飛ばされていました。ややもすると事なかれ主義が美徳のような風潮がまかり通っている日本の社会では、今はなじめない世界の時事となっているのかもしれません。

 思いを熱く語れる仲間を周りに一人でも多く集め、また語れる場を提供し金剛禅の輪をますます広げたいと思います。

2016年12月1日
千葉県教区長 森 久雄


2016.12.01 06:58 | 固定リンク | 教区長法話
11月度 教区長法話
2016.11.01
合掌 
 だいぶ秋らしくなり寒さを感じる昨今ですが、みなさまに於かれましては各種行事に奔走され慌ただしい日々を送られていることと存じます。私にとっても、みなさまと同様に慌ただしい日々に追われていますが、その忙しさの中から見出される一時の休息に格別の空間を感じ取れることの幸せを実感している今日この頃です。
さて、10月は達磨祭の月間として各道院、小教区ともに祭事を滞りなく挙行できたことと思っております。小教区としての開催は3ヶ所(3小教区)でしたが、門信徒のみなさま多数の参加でそれぞれ厳かな中にも温かみのある充実した達磨祭になったとのお話を伺っております。
「人は、人とのかかわりの中から成長する」という意味からして、道院や小教区という場に人が集まりその中での対話により自分の尺度を理解し、他人の考え方を勉強する絶好の機会ととらえることが大変大事なことであると思っております。拳技のみにとらわれず、自分の人生そのものを金剛禅の教義の中から俯瞰し自己を見直すことが易筋行たるものの醍醐味と思って私は常に行動しています。
10月22日(土)に2016年10月度都道府県教区長会議が開催されました。冒頭、金剛禅総本山少林寺大澤隆代表より「生きる力を育む文化」と題して基調講話がなされました。
これから訪れるであろう、「2025年問題」をテーマとして、社会環境が大きく変わることに対応できる金剛禅教団を目標に、単位道院が特色ある組織づくりを目指す取り組みを具体的に述べられていました。特にこれからの若者に対して伝えていく道院長の情熱は欠かすことができないものであり、SKP(少林寺拳法機構改革)はその必要最小限の条件であるという事を力説していました。
千葉県教区としては今後も、研修会や講習会をとおして拳士に学ぶ機会を与えて、「生きる力」を育んでいく事に注力し、ダーマの分霊として自分のためにもなり、社会の発展のためにもなる教区活動を展開していきたいと思っています。
門信徒の皆さまには機会あるごとに参加して頂き「自己を変革していく力」を体得し、充実した日々を送れることを切に願っております。

結手
2016年11月1日
千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院長)
2016.11.01 06:29 | 固定リンク | 教区長法話
10月度 教区長法話
2016.10.03
合掌 
 10月に入ると、あと今年も残り3ヶ月。短いと思うか、長いと思うか・・・、みなさまの思いも様々でしょう。
 私たち金剛禅門信徒にとって10月は、達磨祭の月でもあります。ネットやフェイスブックを検索してみると「少林寺拳法達磨祭」の文字が非常に多く現れてきます。それだけ積極的な活動がなされているという事だと思います。私の所属する千葉北部小教区に於いても10月1日(土)我孫子道院にて藤田竜太小教区長が導師を務め、厳かに挙行され厳粛な中にも温かみを感じさせる達磨祭でした。



 この達磨祭は、皆さんご存知のとおり達磨大師の命日とされている10月5日、またはその前後に挙行されています。祖師達磨大師を礼拝し、大師の命日にちなみその遺徳を偲ぶとともに、門信徒の一人一人がいっそう拳禅一如の修行に精進し、「達磨の子」として自己を確立し、真の強さとやさしさを備えた人間になることを、大師の前に誓うための儀式です。
みなさまの修練する道院での儀式行事の開催をお待ちしております。

さて、今月は達磨祭儀式に於いて導師が唱える「達磨祭祭司」の中で述べられているいくつかのことばに対して少し勉強してみたいと思います。

祭司の中では、「祖師先師の恩徳のお蔭でこの法門に入り、道を聴く者は日に日に多く、教えを受けて行じる者は、みなすぐれた効果を得、心やすらかにし、身体を養って、聖なる教えが偽りでなかったことを確信しています。しかし「不立文字」(ふりゅうもんじ):(書物によらず)、「直指人心」(じきしにんしん):(自己の心を見つめ)、「見性成仏」(けんしょうじょうぶつ):(自己の心に仏性を発見し)「行念一如」(ぎょうねんいちにょ):(信念を行動に現す)のこのすぐれた法は、奥深くて、簡単に理解することも、体得することも難しいものですが、ここに同門の同志が集って、励みあうことで、この道を伸ばし広めることに努めています。
どうか、祖師のお導きにより、この道がいつまでも絶えることなく、伝わり広まって、法門の子々孫々に至るまで、幸せであり続けますよう念じてやみません。」と唱えられています



これらの言葉は、日々の修行を積み重ねて自己の確立を向かう大乗禅たる達磨の禅風の特徴を現しています。また、金剛禅では「仏性」を「ダーマの分霊」と言い表しています。言い換えれば、ダーマに生かされながら自力の修行をしているという事なりますが、自他共楽で現されているとおり他者との援け合いがなければ宗門の行は成り立ちません。同門の同志が協力し合い、この達磨祭を機に更なる金剛禅運動の輪を広めていきたいと思います。

結手
2016年10月1日
千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院長)


2016.10.03 11:28 | 固定リンク | 教区長法話

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