4月度 教区長法話
2019.03.31
合掌
初夏を思わせるここちよい陽気と思いきや、一転してすっかり花冷えの陽気になってしまいましたが、新緑に囲まれるこの時期が私にとって一番好きな季節ですので、充分に満喫しているところです。春のこころウキウキさせるような新鮮な空気と大地からほとばしる勢いのある息吹きに、生かされているという実感(ダーマ)を感得している今日この頃です。これも年を重ねた私たち世代の特権(年の功)かもしれません。ありがたいことです。
この春から小学一年生になる道院門信徒のお母さんより先日、子どもの友達が入門を希望していますので手続きをよろしくお願いいたします。とのメールが届き、「こころより歓迎いたします」と返信したところです。
みなさまの道院でもこのような「口コミ」による入門希望者や見学者が多くあると思います。布教活動の中でも保護者の方からの「口コミ」による推薦は実に「信頼」という的を射た布教活動と言えます。保護者の方とのコミュニケーションを大事にし、楽しいと思っていただける修行・修練を行い、「口コミ」を通した信頼で繋がる金剛禅布教に邁進したいと思っているところです。
                






さて、2018年度はみなさまのご協力、ご支援のもと教区活動を展開させていただきました。また、3月24日の全体会議において2019年度の活動方針と予算のご承認を頂き今年度の活動を開始したところです。ご協力に心より感謝申し上げます。
以下に、2019年度の千葉県教区活動についてご案内をさせていただきたいと思います。
「事業方針」
◇教化育成活動の推進による力強い道院活動の展開を支援する
・県教区と小教区・道院の連携した研修活動の推進による充実した教化育成活動の推進
・布教の原点となる道院単位の儀式行事の充実を図る
・千葉県教区執行部企画部会の設置による教区研修会の充実した円滑な運営を図る
「重点実施項目」
1)本山公認講習会の開催 ※新春法会と合同開催
期日 2020年2月2日(日) 会 場 東京別院 (案)
2)教区交流研修会の開催
◇女性拳士交流研修会(継続事業) 
期日 2019年 9月 日(日) (案)
会場 千葉宮野木道院専有道場借用 (案)
◇助教・幹部拳士交流研修会(継続事業)
期日 2019年10月13日(日) ~ 14日(月)
会場 日本武道館勝浦研修センター
3)各小教区における行事・研修会開催の推進(継続事業)
4)大導師未取得道院長の解消に向けた取り組み(継続事業)
大導師取得目標7名に対する支援活動の実施
5)道院長・参与道院長の育成
以上の事業活動を展開しますので今年度もよろしくお願い申し上げます。
合掌再拝
2019年4月1日
 千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院)
2019.03.31 09:46 | 固定リンク | 教区長法話
2019年3月度 教区長法話
2019.03.12
合掌
3月も半ばになり、お仕事を持たれている皆様は何かと気ぜわしい時期になっているのではないでしょうか。斯く言う私もまだ会社勤めをしていますので年度末の残務整理に追われ慌ただしくしていますが、道場の修練時間までにはピッタリと間に合わせるよう業務を調整しています。この仕事の片づけ方は長年の修練の賜物と自負しているところです。
さて、掲載の遅れた言い訳はこのくらいにして、2018年度の活動について少し振り返って見たいと思います。
今年度の活動については皆さまのご協力とご支援により充実した県教区活動を展開することができました。心より感謝申し上げます。
振返ってみますと、今年度の目標を社会状況の変化に柔軟に対応できる、活力ある教区活動を展開するため、門信徒の教化育成に重点を置き研修活動等を中心に活動してきました。
特に道院長を補佐し活力ある柔軟な行動力を持った、助教・幹部拳士や女性拳士を育成するため、「対話の中から気づきが生まれる研修会」として開催してまいりました。
結果として、道院長への意欲が高まり、道院長候補に繋がる方も若干出てきていますので、教区としても全面的にバックアップをしていきたいと考えています。
また、大導師補任も今年度から次年度にかけて数名の方が補任講習会に向けて準備をしているところです。以上の事から、教区の地道な活動の成果が少しずつ現れている気がいたします。
引き続き教化育成活動の推進による力強い道院活動の展開を支援するため、県教区と小教区更に、道院と連携した研修活動を推進し布教の原点となる道院単位の儀式や行事をサポートしより充実した教化育成活動の展開を図りたいと考えています。



少林寺拳法グループの機構改革が終盤を迎える中、専有道場等の外観は整いつつありますが内面
的には宗教団体としての認識がまだまだ不十分であると思っています。
基本的には道院での儀式行事を通した、地道な道院布教活動が大事であると考えますが千葉県教区内の道院長の教団としての意識に温度差があることも否めない事実です。教区としてできることは門信徒同志の易筋行を通した人と人の交流からなる楽しさや、金剛禅教学を学ぶ楽しさを享受することにあると思っています。
 千葉県教区としては、これからも単なる研修会の開催ではなく趣向を凝らした開催を実施します。
特に次年度は、企画部会を立上げ綿密でより充実した教区活動を展開したいと考えています。

2019年3月10日 千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院)
2019.03.12 14:27 | 固定リンク | 教区長法話
2月度 教区長法話
2019.01.31
合掌
1月27日に本山教師片岡先生をお迎えし、本山公認千葉県教区講習会を開催しました。



先生のユーモアあふれる講義に受講者のみなさん方は、リラックスした気持ちで受講できたとの感想とともに、この時代を俯瞰した中でこれからの金剛禅布教の在り方について、教義に沿った形であればそれぞれが考え試行錯誤しながら、「なんでもありの活動をしてみては」とのことばに受講者のみなさん方に「気づき」が生まれたようです。











講習会終了後の懇親会(新年会)でモチベーションが高揚し大変盛り上がっていました。
これからも千葉県教区役員一体となって活動がさらに飛躍できる様頑張りたいと思っていますので今後ともみなさま方のご協力をよろしくお願い申し上げます。



さて、昨今のアジア情勢は経済のみならず、軍事的な脅威の真っただ中にあります。
開祖が唱えた、「アジアの平和なくして世界の平和は無い」との意味を改めて深く認識せざるを得ない状況に於かれています。特に、軍事防衛については強硬な路線を叫ぶ風潮が出てきているようです。
 私たちは、このような時こそ真の平和達成のために個人がするべき行動や手段を慎重に選ばなければなりません。周囲の話題や情報に流されるのではなく、自己の意志としての状況判断の基、考え方をまとめなければなりません。

それは、道院という布教の場で門信徒に正しい判断による伝え方が必要とされているからです。
 道場布教の原点ともいえる金剛禅の目的である「平和で豊かな理想境」の建設に少しでも近づける努力をしなくてはならない時であると思っています。



 そして、また昨今の超少子高齢化による対策として、外国人の就労問題が国会で大きく取り上げられています。働く人の激減を予想して2025年問題化取り上げられ、総裁も危機意識について繰り返し説かれていましたが、いよいよ現実味を帯びてきました。
昨年の3月末に2045年問題が発表され、更に深刻な状況に陥るとの総務庁の調査結果が公表されていました。
 人生100年と謳われるようになっていていますが、問題は健康で自活できる年齢です。寝たきりはなく、健康でいられる年齢が大事となります。
 その健康寿命に私たち、少林寺拳法としてどのような取り組みができ、また貢献することの重要性がすでに問われています。特に高齢化時代と外国人就労者の増加を見越した道院でのグローバルな布教や易筋行の在り方も変化工夫をせざるを得ない時期に来ています。
  開祖が、日本人に合う形に工夫し「釈尊の正しい教え」と「達磨の行」を少林寺拳法の「行」として「金剛禅総本山少林寺」建立してから、創始72年目を迎えた現在、社会の状況を踏まえ「行」としての修行の在り方やその方法に変化が求められる時期であるとも考えられます。
開祖がアレンジした様に、変化(諸行無常)も「あり」と思っています。教えそのものの変化ではなく、布教に対する手法の変化が求められます。
機構改革も専有道場等の設置等が完了し外見的には終盤に入りましたが、布教者である我々の内面の改革はいまだに不明未達です。
いくつかの課題は散見されますが、教区としてのやるべき教化育成に邁進し確実な一歩を踏み出せるよう日々精進したいと考えています。



2019年2月1日 千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院)
2019.01.31 17:50 | 固定リンク | 教区長法話
新年のご挨拶(1月度 教区長法話)
2019.01.02
2019年 新年のごあいさつ



合掌
2019年元旦にふさわしい、清々しい初日と共に新年を迎え誠におめでとうございます。
千葉県教区門信徒のみなさまもそれぞれに良い新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
 年頭、2019年道院長勤続表彰受賞の先生方が発表されましたのでみなさまにご披露申し上げます。
「勤続45年表彰」
銚子道院 鈴木 敏道道院長 ・市川道院 太田 孝一道院長 ・船橋東道院 萩原 俊次道院長
「勤続35年表彰」
  市川東道院 古内 宏明道院長 ・千葉清見台道院 伊藤 幸治道院長 
・木更津東清道院 中村 清道院長
「勤続30年表彰」
 市原有秋道院 鎌倉 幸雄道院長 ・千葉鴨川道院 小原 利男道院長
以上8名の先生方には長年にわたる斯道の振興に寄与された功績に対し心より敬意を表すとともに受賞にご祝福申し上げます。
 
さて、千葉県教区では2018年を少林寺拳法創始70周年から第1歩を踏み出す年として門信徒のみなさまと共に有意義であり、心に残る年にしたいとの目標を掲げ、道院幹部拳士との交流研修会を一泊二日の日程で開催し、これからの金剛禅修行のあるべき姿を金剛禅の僧(同志)として模索することができた貴重な時間を共有することができました。特に、内修と外修の調和をそれぞれが「生きる力」としていかに実生活の中に活かすことができるかが大きな課題として掲げられました。
その様なことから今回は、初心に原点回帰し「行」としての内修の教えを鎮魂行の中から体得体感できるような心構えを述べさせていただきたいと思います。
鎮魂行は、金剛禅における「内修」の実践のひとつです。教典を唱えて教えに心を向け、その内容を心に刻み、自らの行いを省みる持戒、反省の行でもあります。ですから、意味も解さずに、ただ唱えれば良いというものではありません。また、一同で教典を唱和することが、同じ道を歩む同志であるという意識の形成にもつながりますので、拳士以外でも唱和の内容を聞き取れる速度と明瞭な発声を心掛ける必要があります。発声は大きすぎない声、抑揚をつけない、区切りで途切れない、溜めないなどに注意が必要です。
教典には、我々が目指すべき目的地と、そこへ向かうための道筋と、そのための実践行動の在り様が、具体的にかつ明確に示されています。よって、誰のためでもなく、自分自身に唱え聞かせるためのものです。そして、調息して身心の統一を図り、のちの易筋行の修練に備える「行」なのです。
今年も内修、外修の調和を目指した修練の中から何かを掴み、感じとり、少しでも良い人生の糧となれる修行に心がけたいと思っています。
合掌再拝
2019年 元日 
千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院長)
2019.01.02 16:40 | 固定リンク | 教区長法話
12月度 教区長法話
2018.12.13
合掌
 今月も投稿が遅れまして誠に申し訳ありません。まずはお詫び申し上げます。
 昨今、気温の変化が激しすぎて私の体調もついていくのがやっとという感じです。
木枯らし一号の吹かないまま師走に入ってしまいましたが、皆様方も風邪などひかないように健康管理に努めていただきたいと存じます。
 さて、11月24日に開催しました千葉県教区女性拳士交流会に於きましては、多数のご参加をいただきありがとうございました。
 講義の中で、「こころに残る開祖のことば」を講師の小野寺先生ご自身の感得した思いを述べていただきました。私自身も心に感銘するところが多くありましたのでこの場をお借りして少し私の思いも含めてお伝えさせていただくことにいたします。
三法印(諸行無常・諸法無我・涅槃寂静)に対する金剛禅との共通点について大変わかりやすくご説明されていました。
仏教でいう諸行無常は、形あるものはそこにとどまらず常に変化する。と説かれています。金剛禅においても「自己確立」という形で自己を易筋行修練の中から自己のあり方を変化させ常に漸々修学の心で変化を求め邁進することを説いています。そして、諸法無我に於いては、自己を相対的に見ることを説いています。たとえば、「子どもが存在することによりお母さんが存在する」といったように、相手がいてはじめて自分の存在を証明できるという教えです。このことを金剛禅では、「自他共楽」と説いています。「半ばは我が身の幸せを、半ばは他人の幸せを」というように相手を認めることにより自己の存在価値を表現でき、一人(単独)では生きられないという事を説いています。
さらに仏教では、諸行無常と諸行無常の境地に至れば、迷いから解放され涅槃寂静の世界に到達する。と説いています。
金剛禅でも同じように、自己を確立し、自他ともに相手の存在価値を認めること(自他共楽)により、物心ともに平和で豊かな理想の世界(境)を建設することが出来るという事です。
私たちは、日々の生活の中から自己確立や自他共楽の教えに接することが多くあります。
自己の感性を研ぎ澄まし金剛禅の三法印を自己の中で確立し、自己の中で理想境建設(涅槃寂静)を成就させることによりこれからの人生観が大きく変わっていくことと思っています。
行住坐臥(ぎょうじゅうざが)という禅語で表されているように、「行く」「止まる」「坐る」「横になる」の日常生活のすべてのあらゆる行動の中に、その時その時に応じた金剛禅のあるべき姿を具現しすべてが一貫した修行の延長であると認識しています。
今回、この研修会で仏教と金剛禅の共通点をわかりやすく講義していただきましたことに感謝申し上げます。
2018年も残すところ後わずかです。新年に新たな思いを馳せ実り豊かな年となることをご祈念申し上げます。
 本年は、みなさま方には大変お世話になりありがとうございました。
合掌再拝
2018年12月13日
千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院長)
2018.12.13 10:30 | 固定リンク | 教区長法話

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