7月度 教区長法話
2019.07.05
合掌
 毎年この時期になると、夏本番を迎える季語が使えるのですが今年は残念ながら季節はずれの台風や長雨でそういうわけにはいかないようです。
大雨の影響は農作物等いろんな方面に深刻な影響を与えていますが、この雨の必要性もあることから複雑な思いもうかがい知るところです。
 先月末、財団法人主催の県大会が開催されました。出場された拳士(門信徒)のみなさまは大変お疲れ様でした。成績はいかがだったでしょうか・・・。
 日頃の易筋行としての組手主体を存分に発揮し更なる「行」と繋がる良い気づきときっかけを得たことと思います。
 金剛禅総本山少林寺の易筋行の主行である「少林寺拳法」には身心修養はもちろんのこと、護身術として内在する大きな要素が含まれています。
 演武等を一見すると、どうしても突や蹴りといった攻撃的な部分の修練に目が行ってしまいがちですが、実際の護身的な要素は、その攻撃をどのように受けやかわしで防御するかというところに実践での大事な要素があります。
 現在の世の中では、門信徒のみなさまもほとんど実戦との出会いはないと思いますが、「ある」と仮定して有事の際の対処を諸行の中に取り入れることも重要な課題であると考えます。
 また、別の角度から演武を俯瞰してみますと、それらの修行すべてを包含した「行」としての演武は見ている者への感動を与える「技」としては他に追随を許さないものがあると私は信じています。
 なかなか私の年齢になると演武修練も年相応になってしまい、素早い動きもままならないのが現状です。しかしながら、演武が出来ない。演武は若い者だけ考えている門信徒の方も多いと存じますが、年相応の年代に応じた修練方法とその結果としての演武披露も感動を与える価値は大いにあると思います。
 若い人だけの演武ではなく、自分の年代にあった演武で感動を与えるような修行修練をしてみたいと思っています。


 
 
合掌再拝
2019年7月4日
千葉県教区長 森 久雄(千葉野田道院長)
2019.07.05 06:55 | 固定リンク | 教区長法話

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